kakaku01の日記

サラリーマン。文体はノリで変わります。

オシゴト日記

昨日は完全にサボってました。

今日は少しは書きます。

 

今回はお仕事の話。

 

1割のトッププログラマーになれなかった僕が、生き残るためにやってきた「空間設計力」の鍛え方 - エンジニアtype

 

私の仕事はまさに社内のシステム関係で、いわゆる社内SEとかいうやつです。まだペーペーですが何年かやってるうちにこういう記事にも割と思うところができたので、引用しつつ思ったことを書こうと思います。

この記事の方は開発の人らしいですが、私は内部の人間、んで記事では内部寄りの仕事をしよう、という際の実例なんですが、やることが同じでも内部と外部では結構思想が違ってて面白いです。例えば以下。

「システムやソフトウエアはユーザーの使い勝手がすべて。だからエンドユーザーのそばで開発を行い、細かく感想を聞きながら作っていくべき」

社内SEの私(あくまで私の例ですが)だと「なるべくエンドユーザーからは話を聞かないほうがいい」なんてロクでもない考え方に基づいて仕事することが結構あります。というのも、社内で人間使うのは外部から持ってくるより遥かに安い(と勘定されてしまう)ので無限に要望が出てくるんですね。断ってもいいんですが断りまくると好感度は落ちます。しかも今後の付き合いもあるので後に響いたりします。あとこちらから聞きに行くと聞かれた側も何か言わなきゃとつい余計な要望まで出したりしてしまうので、誰も得しない結果になることも多いです。なので、必要がなければ聞かずに放っておこう、本気で必要なら向こうから言いに行くだろ、みたいな感じになります。社内なのに外部よりよそよそしくて悲しみすら感じますね。

次にプロジェクトの進め方について。

こういうシチュエーションで本来必要なのは、「現場で作業するおじサマ・おばサマに『これを導入すれば納期間際で一気に多忙になる現状を解消できますよ』、『皆さんの残業時間を減らすためにも、新システムを入れましょう』などとメリットとなることをイメージしてもらうこと」だと言う。かつ、システムの導入は「会社(事業部長)が皆さんのことを考えて決めたことなんだ」と伝えることも大切だ。

こりゃまあ全くそのとおりだなーと思いましたが、入社して驚いたのは、意外と「会社が決めたことだから」が通用しなかったりすることでした。このへんは完全に会社の体質だと思うのですが、「そうは言ってもこれじゃ仕事になんねえよ~」とか言い出す人が居て、しかも偉い人がそれに折れちゃうんですね。「現場が大事だから~」って感じで。もしくは我々が偉い人の名前を出すと向こうも自分の上を出して来て召喚バトルの様相を呈してきたりとか。もちろん攻撃力が高いほうが勝ちます。なので、なるべく最強の召喚獣こと社長の名前を手に入れたいのですが、今のところ一度も上手く言った試しがありません。過去のシステムも召喚バトルに負けた名残として無駄なものがベタベタくっついてます。

 

 で、記事としてはエンジニアもコミュ力大事っすよ的な話にもなってくんですが、開発ですらそうなのだからましてや社内SEとくれば技術的なレベルなんてたかが知れているので、コミュ力が一番大事なんじゃねえかなって思います。つーか交渉力と政治力。社内政治上等です。システム導入でみんなが笑顔でハッピーエンドってわけには行きません。何百人もの業務が変わるなら必ず損をする人が出てきます。でもその人が損をしないようにすると誰も得しないシステムになったりします。そこをシステム外の何かで埋め合わせしたり、もしくは偉い人の後光で静かになって貰うなりの駆け引きが必要なんだと思います。まあ必要だと思っただけで上手く行った試しがありません。今日も明日も(これ意味ねえだろ…)と思いながら作業することになりそうです。