kakaku01の日記

サラリーマン。文体はノリで変わります。

お前の記事で地球がヤバイ

今日は現代社会に警鐘を鳴らす有識者(便利な言葉)になります。タイトルは元ネタ通りに読むのが正しいでしょう。

 

話題は絶賛炎上中のこれ。

【若手記者が行く】「顔は撮影しないで!」 園児たちの取材で意外な注文が…約束破って抗議され、分かったこと(1/3ページ) - MSN産経west

 

もうどこから突っ込んでいいかわからないぐらいひどい文なのですが、まあひどさは置いておいて、今回はこの記事が意図的にこうした炎上を狙ったものではないか?という観点から一杯妄想が膨らんだので書きます。

所詮かもね~って話なんであんまりマジになんないでね☆

 

 

このへんのWEBニュースって、サイトにべたべた貼り付けられた広告からも見て取れるとおり、広告収入で成り立っています。MSNと産経がどういう契約なのかはわかんないけど。

で、あれば、それぞれの記事はPVによって評価され、PVが多い記事=収益性のある"良い"記事とされます。後はもうお分かりの通り、自前でガソリンとチャッカマンがワンセットになった記事を上げて、皆大好きなキャンプファイヤをすればいいんですね。炎上マーケティングなんて言葉もありますが、こうしたPVが勝負の世界なら、マーケティングどころか炎上すればもう勝ちな訳です。

こうした炎上でかまってちゃんするのはネットではどこでもあります。寂しい人のブログ(自己紹介)やら掲示板の荒らし…などなど、枚挙に暇がありません。こうした人たちは自らの空虚な自己アピールとしてやっています。ですが今回のこの記事は一つの会社の、いろんな人のチェックや印鑑を得て、利益になると判断されて排出されています。ここが今回の妄想で重要なポイントその1です。

こうした炎上がらみのPV稼ぎには、いわゆるコピペブログなど、ゴシップを多く扱うWEBメディアにも多数見られます。しかしこれらは週刊誌と同じく、誰かを炎上させ読者に下衆な快感をもたらすものです。自らに火を付けて読者に不快感を与える事が利益につながるという点で、この記事は今までのWEBメディアとは方向性が違います。 今回の妄想で重要なポイントその2です。 

 

ではこの二点から妄想をふくらませていきましょう。

 

仮に、この記事がPVを得るために意図的にムカつかせる文章で書いたのだとしたら、流石プロの記者は違うと言わざるを得ません。全体的な文脈では自分が悪いように装いつつ、随所で見逃せないレベルの「でも私だって頑張ったんだよ?それにこんな時間に電話してくるし…(チラッチラッ)」といったテキストを織り交ぜ巧みに読者のヘイトを貯めていくのはまさしくプロの技術です。

 

仮に、この記事がそうした意図で書かれ、記者の思い通りに炎上し、今頃オフィスでガッツポーズをしてるのだとしたら、今度は成功例にならえということで扇情的なタイトルと、すっげームカつく本文で読者の不快感を煽り、怒りをtwitterだのはてなだのどこぞの掲示板だので拡散させるための記事が「商業的に」「プロの技術をもって」量産されていきます。だって儲かるんだもん。読者をムカつかせてはいけない法なんてないし。

 

仮に、こうしたビジネスモデルが成り立ってしまうとしたら、読者にはそれを止める手段は実質ありません。スルースキルを全てのネット利用者に徹底など、絶対無理でしょう。

 

どうでしょう。WEB2.0とか言ってる場合じゃないっすよ。ゴシップ誌を超える未来のクソメディア、インターネットの誕生ですよ。

 

 

つまり今回の記事はWEBメディアのアポカリプスを予言したものだったんだよ!!!

Ω Ω  Ω<ナ、ナンダッテー

すいません古典的なやつで。

 

とにかく、今回の記事はそうした飛躍した陰謀論なんかまるで関係なく、単に産経の記者さんたちがとっても残念な人たちだったということを切に願います。