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kakaku01の日記

サラリーマン。文体はノリで変わります。

怒りの効能

人を叱らなければならない。

 

ここ数週間ある担当者と連絡がつかず、オマケに障害が発生し、その対応も後手後手にされ、トドメにその障害の原因が向こうの不手際の可能性が濃厚だ。

そしてその担当者とは他社の人間で、金銭による契約で仕事をしてもらっている相手だ。

こういう前提条件なら、取引をやめてポイすればいいと思うが、小回りの効く買い物をしていないので残念ながらそうもいかない。具体的には、先払いの保守サービスが終了する年月まで待たないと単純に損をするので簡単には変えられない。もちろんこのような有り様なら次の契約更新の際にはサヨウナラする可能性もあるが、とりあえず今現在のフザけたサポート体制をなんとかしなければいけない。

特に担当者が捕まらないのは深刻だ。別に病欠だろうが私用でバカンスだろうが何でもいいが、長期で空ける場合は事前の連絡と代理の担当者ぐらい用意して欲しいものだが、ある日を堺にプツリと連絡が途絶え、何度呼びかけても返事はない。かなり困っている。

で、叱らなければならないという話に戻ってくる。今すぐ縁を切れない相手は、なんとかして当面の間コントロールしなければならない。大声を上げ、厳しい口調で批判し、反論を許さないような怒りを見せなければならない。全くナンセンスだ。嫌気がする。そもそも私が怒っているのは担当者ではなくもはや会社だ。担当者がバックレて暫く経っても何のアクションもないような会社に、もっとちゃんと管理をしろと言いたいのだ。

しかし叱りつけるという行為は案外有効なようで、今まで適当にされていた仕事がマシになったり、締め切りを無視されることが減ったりする。私は年が比較的若いというのと、ビジネスのやりとりで感情をぶつけても意味が無いという考えで怒るということをしなかった。他の先輩社員がやや言い過ぎな感のある怒りを他社の人間にぶつけているのを嫌だなあと思って見ていた。しかし結果として私はナメられ、仕事に支障をきたしている。他の社員は時に相手を叱りつけ、そこそこにキビキビと仕事をさせている。

ここでふと考える。会社や大人の集まりに一人はいる、他罰的で何かとすぐ怒るオッサンのことだ。私はそれまでそういうオッサンは自尊心が無駄に大きい、または自分に自信がない、もしくは幼児そのまま感情のコントロールができない、のいずれかだと思っていた。実際その通りなのかもしれないが、今回のケースを鑑みるに、そうしたオッサンの中の一部は過去に怒りでしか動かない人(or状況)とばかり出会ってきた人なのではないか。結局何言っても言うことを聞かないから、仕方なく怒鳴りつけて相手を動かす。普通に仕事をお願いして、その通りしてくれれば何もいうことは無いのに、言わないと働かないから叱り飛ばす。こうしたことを繰り返すうちに、怒りというものは対人コントロールにおいて極めて有効な手段だと学習してしまい、普段から活用するようになってしまう…完全な想像だが、「ガミガミ親父」というものが案外いい人だったりするのはこういうメカニズムなのではないかと思う。もちろん逆に言えば「怒り以外で相手を動かす手段を知り得なかったバカ」である。実際のところ物凄く仕事が出来る人間というものは誰にでも優しかったりするし、叱りつける必要がないぐらいおぞましい手段で人を動かす能力を備えている。だが我々凡人が最も簡単に、今目の前に居る仕事をしない愚か者に火急の要件(一週間前から訴えている)を実行させるには、ケツを叩くのが最も速く確実なのも事実だ。

 

私に自分より年上の人間を叱る趣味はないが、次回には何かしら言わなければいけない。それでも声を荒げる用な真似はまだしたくない。「このような状況なら、今後のお付き合いも考えさせて頂かなければなりません。」ぐらいのニュアンスならそこそこプレッシャーになるだろうか…デール・カーネギーは何も教えてはくれない。