kakaku01の日記

サラリーマン。文体はノリで変わります。

マネジメントは魔法ではない

 

今日は社会派な気分。

 

女ってやっぱり妊娠するよね、当たり前だけれど。

 

本文自体は大変だねーって内容だけど、付けられたコメントの多くに「男だって突然死するじゃん」とか 「お前がちゃんとマネジメントしろよ無能」とか ええーって感じの意見が相当数多かったので思ったことを書く。

まず、第一に突然死んだり深刻なクッキー中毒になる可能性は男女に平等に存在する。女性の場合はそれに加えて妊娠出産が加わり、単純に男より不就業率(適切な言葉か知らん)が上がる。そもそも死ぬにしても事故死する確率はとっても低いし結構な人数は定年退職してから死ぬ。それに対して妊娠出産は20~40代で起こるイベントで、大抵就業期間中かつ、死ぬ人の数より多い。じゃなきゃ人類滅んでる。という訳で1つ目の指摘はパジェロかたわしかと聞かれたらたわしだと思う。

2つ目。マネジャーが女性の妊娠出産に対応できるようにしとけよって話。まったくそのとおりだけど、仮にマネジャーが適切なマネジメントを行ったら、まず長期の不就業が発生する可能性のある年頃の女性に重要な仕事は振らなくなる。振っても代替可能な誰でもできる仕事だ。お茶くみだの書類整理だの、古き良き時代のクソみたいな仕事だ。それがお望みならそういう世の中になればいいが、それが嫌だから女性の社会進出って叫ばれてるんじゃないの?「調整」とか「マネジメント」とか便利な言葉だけど、ベターな選択肢を用意するだけで前提条件で詰んでれば誰かが泣くのは避けられないと思う。

 

んじゃーどうすんだよって話だけど、本当に男女参画させたいなら女性社員が産休取ってる間のコストを各企業じゃなくて社会が受けてあげたらと思っている。企業は利益追求の集団なので、企業に負担させてるうちはいつまで経っても女性社員には不利な状況が続く。企業の首を締め上げて産休取らせろだの女性の役職者増やせオラッだのといった所で、適当に制度の穴を縫ってお茶を濁されるのがオチだ。で、社会が~とか気楽に言ったけど要するに我々全員が税だのなんだのでコストを負担するってことだ。誰かに泣いてもらうんじゃなくて皆で泣こうよという話だけど、果たして世の中的に男女参画社会とやらにどれほど情熱があるのか。あれこれ要望するのはするけどみんな自分が負担するのは嫌なんだよね。あったりまえだけど。