kakaku01の日記

サラリーマン。文体はノリで変わります。

「できない」と言う営業がほしい

2Dの方のジョジョやってたら時間なくなってきた。毎日更新するのめんどい。

今日はこれ。

 

記者の眼 - 「赤字受注する人」にいくら教えても「黒字受注」はできないのか:ITpro

 

こういう話よく聞くし開発側の苦労もうわーひっでーといつも思ってるんですが、私は一応発注する側の人間なので、どっちかというとそういう状況を作り出してる側の人間になってます。とはいえ私はまだ下っ端なので直接そういう物を作ったことはなく(なので許して)。過去にそういう悲しい経緯で生まれたシステムの面倒を見たり、営業さんからおいそれはちょっとマズいだろって話を受けて断ったりしてる程度です。

で、発注する側はどういう営業が良いか?私見なんですが「できない」と言える営業が望ましいです。客の注文にノーと言える営業。技術者の皆さんも安請け合いすんなよ!と思っているのと同じように、利用者側も、少なくとも私の周囲は同じことを考えています。実は利用者は可能な限り安く買い叩くことしか考えていない無知蒙昧の集団ではないのです!ないのです!ない…多分…少なくとも担当者レベルは…上のほうはしらないけど…

結構セケンでは営業テクニックみたいな本で「できない」と言うな的な文句を良く見るんですが、これ結構困ります。できないのにできるって言うんです。大抵その「できる」の後ろには「ただし」が付きます。しかし上のほうの人間は具体的な話なんか知ったこっちゃないので、「できる」の後の「ただし」は聞くことがありませんし営業も話しません。その金額でできるのか?その納期でできるのか?できます!と答えて、不足した予算は機械か人員かを削減して、納期はどこかの工程を省略して成果物が生まれます。パッと見は同じで、偉い人は喜びます。でもどこかで必ず削減した分のダメージを受けてます。そりゃ無茶やってんだもん。それで成果物の寿命が短くなって結果払う金額が増えたりするハメになっています。

発注する側の無知が悪いというのもそりゃそうなんですが、一つ文句を言うならそのためにそういう部署があったりするのに一足飛びに利用部門の所属長とか口説きに行くのやめてくれませんかね!!明らかに素人騙しに行ってるでしょ!その結果にそっちのエンジニアは泣くわ成果物の出来は悪くて我々も被害受けるわ会社の信用は落ちるわで誰も得しないんだからやめてよマジで!