アニメの感想日記はたまに自分で見返すので1クールごとに感想ぐらい書いておこうと思ったのだが、見事に放置。2クール前まで追いかける気力はなかったので、1クール前から。今期見始めたもの、今見ているもの、見終わったものに分けて簡単に。
あ、ゲームはPSPlusのデモンズソウルやってました。
見始めた
アルドノア・ゼロ
火星からやってきたびっくりどっきりメカを普通なロボで頑張って撃退する話、という認識。創意工夫でジャイアント・キリングを達成するという流れは面白いし、舞台設定も"らしく"て好感が持てる。
が、それにしても出てくる敵メカが現状二体とも「なんでこんなもん作った」レベルのロマン機体なのが気になる。文化的背景とか考慮してもこうはならんだろこうは。
物語は複数の登場人物の利害関係や思惑が複雑に絡んでて今後も何が起こるか読めない。割と楽しみ。
白銀の意思 アルジェヴォルン
今期のロボアニメ枠二号。陸戦オンリーの世界での戦争がウリ。…とは言っても個々のロボ同士の戦闘は今のところそんなにカッコ良くない、というのが本音。戦場全体の空気感や取られる作戦行動なんかはそれっぽくて中々面白い。
主人公は昔懐かしい直情バカ系で、正規軍人でありながら命令違反を繰り返すのでなんだコイツって感じだったが、最近はあまりにもバカなので逆に好感が持てるようになってきた。バカだから仕方ない。
物語は出だしはイマイチの一言だったが、最近はエンジンが掛かって面白くなってきた。佐藤竜雄さんは組織の中に居るリアルに汚い大人を書くのがうまい、と思う。
最近OPが完成したが、サビ周辺のロボが動くカットが人物に差し替えられて、曲で盛り上がったテンションをどこにやればいいんだという気持ちになる。画はいいんだけど。
グラスリップ
最近はこういうのもちょくちょく見るようになった。恋愛モノ。結構三角だか四角だかのややこしい関係になってきたが、今のところドロドロせず爽やかな感じ。キャラクターもよく立っているが、いまのところ未来予知というガジェットが名前は出てくるものの物語に絡まず、イマイチ見えてこない。
映像面ではオシャレな田舎感がかなり良い。都心で一度成功した人が田舎帰って来たらこんな感じの家構えたりするよねー、みたいな。
残響のテロル
渡辺信一郎監督アニメその1。現代日本でテロと、いかにもノイタミナらしい感じ。主人公が社会通念的に悪い事をする系のアニメは結末次第でどっちにも転ぶので、期待と不安が半々。
警察を出し抜くトリックは古典的な方法から現代のガジェットを取り入れたものまで幅広く面白い。ツッコミも散見されるが、まあ対警察となるとある程度フィクション入れないと詰むので…
こちらはグラスリップと対照的に都会のうだるような暑さの夏をよく描いている。あと仕事をサボってyoutubeを見てるおじさんの描写がかなり素敵だと感じた。懐古趣味に走らなくても素敵なおじさんは描けるようだ。
スペース☆ダンディ 二期
渡辺信一郎監督アニメその2。こちらは総監督。残響のテロルと平行してこんなアニメやってるとか二重人格か?と思わざるを得ない。パロリスペクトオマージュのオンパレードで全て把握できる視聴者は存在しなさそうだ。それを前提にしているからか、パロに頼り切らずドラマやギャグ単品としてもキチンと成立させているのが好感を持てる。
一話完結で上質なスタッフ達が前後の流れなど知ったことかと色々やるので毎話次がどうなるのかは全く読めない。毎回バラバラだが高品質なのは同じ。とても楽しい。
プリパラ
タカラトミーがアイカツを潰すべく生み出した新シリーズ。アニメやゲーム筐体から凄まじいまでのバンダイへの殺意を感じる。喩えるならドズル・ザビがビグ・ザムの上で銃を乱射した時にアムロが見た悪魔の幻覚。
アニメの方は先ず女の子が可愛い。可愛いというか正直に申し上げるとエロい。すわ木之本桜の再来かとさえ思った(言い過ぎ)。
大筋の物語そのものは極めて普通だが、キャラクターの特徴付けが外見、言動共に極端なので退屈せず楽しく見られる。特に校長先生の存在は一度見たら忘れられない。
タツノコの一線級のスタッフが入っているためか、OPやアイキャッチは一枚の絵として以上に動画として素晴らしい。アイキャッチのキャラクターが回転する画など2Dなのに立体感が凄いゾ。
見てる
アイカツ!
レディジュエルペット
ハピネスチャージプリキュア!
視聴中で特に言うことも無いのでタイトルのみ。
やだ…この人女児アニメばっかり見てる…
見た
健全ロボ ダイミダラー
お色気ロボアニメ…だがお色気以上にロボアニメやドラマの構築に気合が入っていた。ギャグを前提にしたシリアスとの絶妙なさじ加減が素晴らしい。ロボットも意図的に超ダサく作られているのだが、キメる所ではカッコよく映る。凄い。
アニメ化にあたって原作からかなり大きく手を加えたようだが、良いアレンジだったと思われる。原作つきアニメは可能な限り原作に忠実に、というのが最近のトレンドだが、やはり表現方法が違うのだから、より面白くするためにアレンジすることは悪いことじゃないよな、と思う。
シドニアの騎士
古典SFロボアニメ。いかにもなスペオペ的SF設定が今となっては逆に新鮮。かなーりシビアな世界観でドンドン人が死ぬハードな設定だが、随所でギャグやラブコメを挟んで重さを中和しつつ、ギャップでギャグもシリアスも引き立たせている。また、SFらしく宇宙空間の静かさと怖さも良く描けている。
本編は全て3Dで描写されるテレビシリーズのアニメとしては珍しい作品。メカが3Dなのはアクエリオンあたりから随分浸透したが、人物まで3Dでやるのはレアだ。で、その人物描写だが、手足はもちろん目や口の表情の演技も自然で全く違和感がない。視聴後に「3Dのアニメを見た」という感覚が全然せず、ただ「シドニアの騎士を見た」という記憶になるぐらいだ。そういえばあれ3Dだったな、みたいな感じ。
二期も決定しているので、今後が楽しみ。
selector infected WIXOSS
カードゲームの販促アニメ…の皮を被った岡田麿理アニメ。正直一話でピンと来なくて長らく見ていなかったのだが、友人からの強い勧めで後から見たところかなり面白くて続けて見ることになった。
今振り返ってみると理不尽な曇らせと謎が謎を呼ぶ展開と豊富なツッコミ所の連続で、ネタ性以外で何が面白かったのか言語化に困っているのだが、今現在も面白いと思っているので面白いのだろう多分。キャラクターが勝負や人間関係でギリギリの所に立っている、という事自体が面白いので、細かいことは割とどうでもいいのかも知れない。こちらも分割2クール構成で、1クール目はドぎつい終わり方をしたので続きが気になるところ。